レアジョブでは自分の実力を客観的に判断するために、スピーキングテスト(Progos)。スピーキングテスト(Progos)の出題内容や対策・攻略方法などをそれぞれ紹介しています。
オンライン英会話で英語を勉強していても、自分の英会話のレベルがどこにあるかわからなければ目標が立てられません。せっかく受講しているなら、少しでもテストでよいスコアが取りたいのは当たり前です。
客観的な指標であなたの英会話の実力を判断するために、スピーキングテスト(Progos)は非常に良い方法です。そのスピーキングテスト(Progos)で少しでも良いスコアを取るための対策と攻略方法を説明していきます。
スピーキングテスト(Progos)が用意されているオンライン英会話を受講したい人は、レアジョブ英会話を利用してはいかがでしょうか。
レアジョブのスピーキングテスト(Progos)の出題内容と対策・攻略法をご紹介
スピーキングテスト(Progos)のテスト時間は約20分。テスト内容は次の5つのPartに分けて出題されます。
スピーキングテスト(Progos)を受けるにあたって、特別な準備は必要ありません。必要なことを簡潔に答えて下さい。全てのパートに共通するのが、大きな声ではっきりと答えることです。聞き取ってもらえなければ点数につながりません。
しかし、日常会話のシーンではなくビジネスシーンでの出題ですので、その部分については少し慣れておく必要があります。
Part | 内容 | 出題数 | 回答時間 | 求められる能力 |
Part1 | インタビュー | 10問 | 各20秒 | 回答の質も含めて、質問に的確に回答すること。 |
Part2 | 音読 | 8問 | 各10秒 | 発音だけではなく、内容に合わせた抑揚をつけた読み方ができる。 |
Part3 | プレゼンテーション | 1問 | 準備:40秒 回答:60秒 | 長めの説明ができる。 |
Part4 | グラフ・図を用いたプレゼンテーション | 1問 | 準備:40秒 回答:60秒 | 事実を的確に提示する。 |
Part5 | ロールプレイ | 4問 | 準備:40秒 回答:各30秒 | やりとりの発生する場での的確な発話。 |
どのような内容のテストなのか、どのような対策・攻略法が有効なのかをそれぞれ解説していきますので、しっかり読んでいきましょう。
Part1:”インタビュー”への 対策・攻略法
一問一答式で様々な質問に答えます。質問に的確に回答しているか、その回答の質全般が評価されます。
質問は難しくありませんので、的確に自分の意見を述べれば大丈夫です。言葉がどんどん出てくるのであれば時間を有効に使う方がいいのですが、言葉に詰まるくらいであれば、質問に簡潔に答えたら回答を終了してください。
Part2:”音読” への 対策・攻略法
文章が表示され、その文章を声に出して読みます。発音だけでなく、読み方から文章の理解度も評価されます。
このパートこそ大きな声が最も重要です。併せて、単語の発音に気を配ってください。文字を見ながらですから、他のパートよりも発音に気を配りやすい意識しやすいはずです。
また、文章を棒読みするのではなく、協調すべき言葉を強く読む、リエゾンと言われる音のつながりや音の脱落も意識して読んでいるかどうかも評価されます。
Part3:”プレゼンテーション” への 対策・攻略法
トピックを与えられ、それについて話します。「○○について触れて下さい」という条件が提示されるので、それらを満たす必要があります。長めの説明をどのように行うかが評価されます。
長いかっこいい文章を作る必要はありません。短い簡単な文章を積み重ねて下さい。準備時間に話すポイントを3つ位準備し、各ポイントごとに短い1~2文で説明します。1分間で、3つのポイント×2文で6文くらいなら、余裕をもって説明できます。
短い文を積み重ねる際には、接続詞をうまく使うと文と文のつながり、関係がはっきりするので、評価されます。
Part4:”グラフ・図を用いたプレゼンテーション” への 対策・攻略法
テスト問題内のグラフや図を見ながら、それが示すものについて話します。事実をどのように提示するかを、実際のグラフ・図の説明を通して評価されます。
このパートは、少し練習しておかなければ難しいと思います。
まず、グラフの説明です。このグラフは〇〇について示しています、と必ず言ってください。次に〇〇が増加している、減少している、ほぼ横ばい、~の傾向にある、という表現が必要です。
A社とB社の比較のように、何かを比べるケースが多いので、比較級の使い方も確認しておきましょう。
その他、予算、売り上げ、利益位の単語は最低抑えておきたいですね。
グラフや図の説明は、日常会話ではあまりする機会はありません。けれども特別な表現は必要ありません。例えば次のような説明ができていれば大丈夫です。
- このグラフはA社とB社の5年間の売り上げを示しています。
- A社の売り上げは、増加しています。
- B社の売り上げは、横ばいです。
- 次の5年間でA社が大きく成長することが予想されます。
- This graph shows the sales of companies A and B for 5 years.
Company A’s sales are increasing. - Company B’s sales are flat.
- Company A is expected to grow significantly over the next five years.
Part5:”ロールプレイ” への 対策・攻略法
トピックを与えられ、そのトピックについて音声と会話を続けます。一方的な発話でなく、やりとりの発生する場での発話が評価されます。
Part1との違いは、単純に質問に答えるだけでなく、アドバイスを求められます。その場合はあなたの意見をわかりやすく相手に伝えてあげて下さい。
Part1と同様に、的確に自分の意見を述べれば大丈夫です。余裕のある人は制限時間を有効に使ってもらった方がいいのですが、言葉に詰まるくらいなら、質問に簡潔に答えたら時点で回答を終了した方が、正確さ、流暢さの点では有利になります。
レアジョブのスピーキングテスト(Progos)の6つの評価項目とそれぞれの対策
スピーキングテスト(Progos)の結果はCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)という語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格より定義される6つの発話の質による評価項目ごとの評価が得られます。
簡単に言うと、次の項目ごとのあなたのレベルがわかるというもの。つまり、これらの点に注意してスピーキングテスト(Progos)の準備をしていくことになります。
評価項目 | 対策 |
表現の幅 | 単純な現在形の文章に加えて、If, When, Thatのような節を含んだ文章を意識する。 |
正確さ | 自制の一致や、主語と動詞の一致のような基本を確実におさえる。 |
流暢さ | 話題を拡げるために、使える接続詞・つなぎ言葉を上手く使う。言葉に詰まったときは、声を出したり、単語やフレーズを駆使して沈黙は避ける。 |
やりとり | まず結論を言ってから、その理由を言う。また、自分の意見を述べるときに使う表現を身につける(In my opinion …, I guess that …)。 |
一貫性 | あれこれ詰め込まず、自分が言いたいことのポイントを絞る。after that, finallyなどの接続詞を使い、物事を順序立てて説明する。 |
音韻 | 適切に強調する部分、リズム、イントネーションを意識する。 |
それぞれの項目ごとに、次の視点で提案、アドバイスがもらえます。
- CEFRでの現在のレベル
- 1レベルアップするためのフィードバック
- 学習のアドバイス
- レアジョブでのおすすめ教材の提案
TOIECや英検と違ってスピーキングテストでは、具体的にどうすればあなたの英語力を伸ばすことができるかを提案してもらえるので、学習計画を立てるのに大変に役に立ちます。
それでは、それぞれの項目について、どのような対策が有効なのかをそれぞれ解説していきますので、しっかり読んでいきましょう。
あなたが上級者なら別ですが、初中級者なら少し気を付けるだけで1ランク程度は改善できますよ。
“表現の幅”への対策
単純な短い文章だけではなく、If節、When節、That節を組み合わせることで、表現に幅が出てきます。頭が混乱しない範囲で、短い2文にせずに、1文の中に情報を入れた方が言葉に躍動感が出てきます。
併せて、語彙力をつけたり、イデオムを覚えたり、フレーズを練習したりという毎日の学習の積み重ねが必要になります。
日々のレッスンの中で新しい表現などに出会ったら、復習しながらマスターしていってください。
“正確さ”への対策
正確な文章が作れるかどうかを見られます。
話している内容の時制を意識してください。また、主語と動詞の一致、具体的には三人称単数の現在形での動詞の形にも注意しましょう。これらは基礎中の基礎なのですが、話し言葉の中では意外とできない人も多いです。
また、長い文章を話して途中で言葉に詰まるより、短い簡単な文章で正確に答え、それをどんどんつないでいくとよいでしょう。但し、表現の幅の部分で高評価を得ることは難しくなります。
“流暢さ”への対策
初めから最後まで、1文を言い切ること。途中で止まらないことです。長い文章の場合、途中で考えることもありますが、短い文章なら一気に言い切ることができます。
例えば、「雨が降ると思うので、傘を持って行った方がいいですよ」と1文で言うより、「あなたは傘を持って行った方がいい。なぜなら、雨が降ると思うから。」と短い2文とした方が言いやすくなりませんか。
話題を拡げるためには、使える接続詞・つなぎ言葉を上手く使わないといけません。言葉に詰まったときは、単語やフレーズを駆使して、最悪声を出して沈黙だけは避けましょう。
また、音読では、ゆっくりでもすらすら読み上げます。これは、日ごろからテキストの音読練習を繰り返さないと、単語を素早く認識ができません。
“やりとり”への対策
質問に対して、聞かれたことに適格に答えていきます。
Yes、Noクエスチョンに対しては、YesかNoで答えた後に、自分の意見やその他の情報を答えて下さい。その他の質問でもまず、結論を述べます。理由は後からです。
日本人、日本語の癖として、結論は後から、というのがあります。しかし、英語はまず結論を述べて、その後でBecause~ のように理由を述べた方が自然なやり取りができる仕組みになっています。
日ごろから、自分の意見を述べるときに使う、例えばIn my opinion …, I guess that …のような表現を練習しておきましょう。
“一貫性”への対策
話の中で、いろいろなことを言う必要はありません。
例えばグラフの説明で、売り上げについて述べたいなら売り上げについて、会社の成長についてならその点について、的を絞った意見を述べていきます。
短い時間の中で色々なことを盛り込むと、起承転結の結にたどり着かない可能性があり、一貫性がないように感じられます。
あれこれ詰め込まず、自分が言いたいことのポイントを絞ってください。また、物事を順序だてて説明するのに便利な、after that, finallyなどの接続詞を使えるように練習しておきましょう。
“音韻”への対策
全ての発話に対して確認されるのですが、気を付けやすいのが音読です。音読では文字が見えるわけですから、読み上げるときに、発音に注意しながら読んでください。
発音は、日ごろから発音を意識した発話練習、音読練習をしていないと無意識できれいな発音をすることは出来ません。発音の仕方がよくわからない方は、一度フォニックスを勉強されてもいいかもしれません。
また、発音だけでなく文章としての強弱、リズム、イントネーションも評価されます。強調する単語、単語間で音がつながるリエゾンに注意しながら、音読練習するようにしましょう。
このような評価のもらえるスピーキングテスト(Progos)を受験してみたい、けどまだレアジョブに入会していない、という方は、こちらから入会手続きをすることができます。
スピーキングテスト(Progos)対策としてのレッスンの受講方法
スピーキングテスト(Progos)の対策で最も効果的なのは、やはり日頃のレッスンです。レッスンでは次のことに気を付けて受講するとよいでしょう。
- 短くても、正確な文章を意識する
- 結論から述べる
- 発音に注意してテキストの音読をする
スピーキングテスト(Progos)を受けるときにはもちろん気を付けるのですが、自分のレベルを上げていくには、上のポイントを日ごろから自然にできるようになる必要があります。
そのためにも、レッスンの予習・復習・音読をセットで行うことを習慣にしてください。
スピーキングテスト(Progos)対策としておすすめ教材
スピーキングテスト(Progos)のスコアに一番直結させやすい教材はデイリーニュースアーティクルやウイークリーニュースアーティクルといったニュース教材・ディスカッション教材です。
教材 | デイリーニュースアーティクル | ウイークリーニュースアーティクル |
おすすめできる人 | CFER A2 High以上 レアジョブレベル5以上 | CFER A2以下 レアジョブレベル4~6 |
教材更新 | 毎日更新 | 毎週更新 |
音声教材 | あり | あり |
特に磨かれる能力 | 流暢さ、音韻、一貫性、やり取り | 流暢さ、音韻、一貫性、やり取り |
対策にどう役立つか | 文章を音読することで、正しい文章を詰まらずに、発音の矯正をしながら練習することができる。また語彙力もが増える。 | 文章を音読することで、正しい文章を詰まらずに、発音の矯正をしながら練習することができる。また語彙力もが増える。 |
デイリーニュースアーティクルやウイークリーニュースアーティクルのおすすめできる人ですが、レベルに関しては目安にしてください。デイリーニュースアーティクルは、レアジョブはCFER B2以上、レアジョブレベル6以上で推奨していますが、それ以下の人でも問題なく使えます。
デイリーニュースアーティクルやウイークリーニュースアーティクルを音読することで、英語を口になじませることができます。その結果、流暢に発話する練習につながります。
また、音声教材を聞きながら、単語を丁寧に発音することで、自然とあなたの発音矯正につながります。レッスンでは、講師とのディスカッションにおいて、講師の質問に対して的確にあなたの意見を述べる練習ができます。教材のサマリーを言うように求めてくる講師もいます。
もうお気付きと思いますが、デイリーニュースアーティクルやウイークリーニュースアーティクルといったニュース教材・ディスカッション教材で、まさしくスピーキングテスト(Progos)に求められている評価項目が、 カバーできるのです。
これらの教材を用いて、予習復習を含めて、あなたの英語学習にうまく活用してもらえれば、スピーキングテスト(Progos)のスコアは簡単に伸ばせるはずです。
レアジョブのスピーキングテスト(Progos)の対策・攻略法のまとめ
また、レアジョブを受けるかどうか検討している方、スピーキングテスト(Progos)で実力を確認しながら進められるレアジョブは、あなたの英会話力を向上させるのにふさわしいサービスです。
ただ話したい、だから勉強する。ではなく、自分の実力を知る。そしてさらに練習する、勉強する。このサイクルが大切です。
スピーキングテスト(Progos)でよいスコアを得るには次の点に注意します。
- 短くても、正確な文章を意識する
- 結論から述べる
- 発音に注意してテキストの音読をする
スピーキングテスト(Progos)の前だけでなく、日ごろからレッスンの予習・復習・音読を心がけることが大切です。
この記事が、あなたの英語力向上のお役にたてばうれしいです。
この機会に、スピーキングテスト(Progos)の用意されているレアジョブに申し込みたいと思われている方は、こちらの公式サイトより申し込みができます。
こちらの記事でもスピーキングテスト(Progos)について詳しく説明していますので、参考にしてもらえればと思います。
➤➤➤ レアジョブのスピーキングテスト(Progos)は難しい? 口コミと評判を詳しく解説 | みおっちのつれづれ日記 (m10blog.com)
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